戦後、奇跡的に焼け残った劇場で我々の先輩達は「芝居」「舞踊」「音楽」などに関わる照明の仕事を日本全国で再開していきました。
その先頭に立っていたお一人が「全照協」の初代理事長である松﨑国雄氏です。
「舞踊照明」のオーソリティーであった松﨑氏は創成期の「テレビ照明」にも深く関わり、NHKや民放の開局にあわせるように業務契約を始めました。 後にこの事が、舞台照明の会社とテレビ照明の会社で一緒の事業協同組合を形成している「全国舞台テレビ照明事業協同組合」という世界でもあまり例を見ない組織が結成される起因となりました。
昭和30年代には全国各地にテレビ局が開局し、日生劇場・帝国劇場、国立劇場など大劇場も完成し、全国各地の公立市民会館・文化会館の新設ブームも始まり、昭和35年代には約70館に過ぎなかったのが、昭和40年には約200館、昭和45年には約350館、昭和50年には約600館にまで達し、倍々ゲーム的な増加率を示しました。
その結果、劇場の増加、テレビの発達に比例して、舞台照明やテレビ照明の世界でも、照明技術専門の若い働き手の需要が激増し、安定した若い人員の確保とその雇用環境の整備、テレビ局、劇団、劇場などと労働契約・請求業務などの管理業務を行う為の組織対応が必要になってきました。
その為、これまでのような企業劇場内での親方子方関係、照明研究所内での師弟関係では対応できず、今では普通ですが、経営者と従業員という企業組織へ必然的に転換していきました。
しかし、当時は経済取引行為(商売)は、照明芸術行為に背反するいやらしいものという観念があったようで当組合を作り上げた先輩たちは相当にご苦労されたようです。
昭和41年12月20日に、舞台テレビの照明事業を行う経営者達により、照明業界の過当競争を避け、「相互扶助の精神に基づく共同経済行為及び事業基盤の強化」がなされるべく、日本初めての照明事業者の為の団体である「舞台テレビ照明事業連盟」を18名の加盟社により創立致しました。
事業協同組合へ改組するまでの約10年間、設立趣旨である「相互扶助の精神に基づく共同経済行為及び事業基盤の強化」は勿論ですが、ほとんど世間や国、自治体などに認知されていなかった、照明の事業そのものや、照明事業者という存在を、国や世間に広く認知してもらうことにも力を注いだようです。
また昭和40年代は、ビートルズの来日で日本武道館での音楽興行が許可され1万人規模でのコンサートが実現しました、コンサート興行がビッグビジネスへと進捗する契機になりました。以後、野球場や競技場などでも興行が行われるようになり、全国ツアーというビジネスも発生しました。
企業間における共同経済行為の充実をはかり、福利厚生などの事業の強化をする為に、法人(事業協同組合)化する旨の提案が(松本主税委員起案)あり、満場一致で採決され発展的改組が決定されました。
昭和51年1月13日に通商産業省(現経済産業省)の法人認可(認可番号50産第8125号)がされ、1月19日に設立登記がなされました。設立時の組合員数は51社、設立出資金は1,000万でした。 以降、現在に至るまで、主に、共同購買事業、教育情報事業、福利厚生事業、金融事業を行い、事業活動を通じて組合員の経済的地位の向上に務めています。
昭和41年(1966)
・12/20
舞台テレビ照明事業連盟(任意団体)創立。加盟18社、委員長に(有)松崎照明研究所代表取締役・松崎國雄氏就任。創立総会を銀座東区民会館にて開催。
相互扶助を設立の目的として、照明技術ソフト業界発展に必要な共同経済行為および事業基盤の強化を図り、推進することを決議。
事務局を(株)共立内に置き、事務担当・梶田義昌氏。
昭和42年(1967)
・3/22
臨時総会。出席15名。(株)東照会議室にて開催。役員選出(委員7名、内常任委員3名)、運営会費を月額3,000円に。
昭和48年(1973)
・1/22
総会。出席17名で熱海大和ホテルにて開催。「全国劇場ホール設備資料全集」の作成発行を業界利便供与と考え、連盟事業として実施を決議。制作の具体化を以後検討。
期末(12月)までに、連盟加盟企業数36社に会員増。
昭和49年(1974)
・1/30
総会。出席32名。東京厚生年金会館4階会議室にて開催。事務局の(有)松崎照明研究所(西新橋)内への移転と、事務局長の田中恒雄委員への交代、の2件を決定。当連盟の更なる組織の確立と基盤強化を図るため、法人(協同組合)化する旨の提案(松本主税委員起案)あり、慎重審議の結果、満場一致で法人化に賛成、発展的改組を決定。
昭和50年(1975)
・8/13
委員会会議。5名。中小企業会議(茅場町)にて開催。協同組合設立に関して中小企業振興会より意見聴取。
・8/19
協同組合設立の出資金払い込む。
昭和51年(1976)
・1/13
全国舞台テレビ照明事業協同組合・経済産業省法人認可。
・1/19
同 設立登記。
全国舞台テレビ照明事業協同組合設立。法人(通産大臣認可50産第8125号)に改組。理事長に松崎國雄、副理事長に上地一夫・篠本秀吉・田中恒雄・若尾正也、専務理事に鈴木一雄の各氏が就任。
組合加入企業51社。出資金1,000万円。賦課金月額5,000円。
・7月
初めての金融事業(組合員への貸付、年2回)を開始。同時にグループ保険(第一生命)をスタート。
昭和52年(1977)
・7月
全国劇場ホール設備資料全集」第1巻『東京都篇』発行。(教育情報事業として前年5月28日第5回理事会で提案、次回理事会にて決議)
昭和53年(1978)
・4/7
第1回講習会「資金繰りと資金の借り方」(講師:商工中金・梅村甚一氏)を中央会館研修室にて開催。
昭和54年(1979)
・1月
「全国劇場ホール設備資料全集」第2巻『東海・近畿篇』発行。
・10月
労働省へ専門調査委員として田中恒雄、丸岡寿昭の両氏を2年間の予定で派遣。(労働大臣の要請で、舞台技術者〔舞台機構調整士・照明・音響〕国家技能検定実施の要項及び試験問題作成にあたる)
昭和55年(1980)
・2/15
通常総会をサンケイ会館にて開催。急逝された副理事長故篠本秀吉氏の補欠理事として重津亘良氏が就任。副理事長ポストは空席のまゝ。
・7/9
臨時総会を熱海グランドホテルにて開催。出資金の5割増額を議決。
・11月
「全国劇場ホール設備資料全集」第3巻『北陸・東北・北海道篇』発行。
昭和56年(1981)
・2/17
通常総会をサンケイ会館にて開催。丸岡寿昭、重津亘良両氏に代わり、梶田義昌氏、篠本泰子氏が理事に選出され副理事長に就任。1月に病死の故鈴木一雄氏の後任に田中恒雄氏が専務理事に就任。
・4/15
臨時総会で事務所移転の為の定款変更を議決。
・6/29
中央区銀座1-28-15より、杉並区和田2-39-10 メゾン田中101へ移転。
昭和57年(1982)
・2月
「全国劇場ホール設備資料全集」第4巻『関東篇Ⅱ(埼玉・千葉他)』発行。
・4/1
組合員証及び各社共通の社員身分証明書を発行。
昭和58年(1983)
・2/22
通常総会理事会をサンケイ会館にて開催。理事長松崎國雄氏が退任し顧問へ、後任理事長に原英一氏が就任。
・5~10月
関東・中部・関西・中国等の地区別懇談会を開催。(5/13・7/27・9/12・10/7)
・9月
「全国劇場ホール設備資料全集」第5巻『中国・四国・九州・沖縄篇』発行。
昭和59年(1984)
・9/6~7
中小企業庁助成による全国研修会を東京厚生年金会館会議室にて開催。「経営管理のため」が中心テーマ(講師に税理士・中川昭氏他)。7日夕刻、同会館宴会場にて「全国劇場ホール設備資料全集」出版記念祝賀会を開催。
昭和60年(1985)
・4~6月
通常の共同購買事業の特別イベント実施(メーカーの協力にて、ロスコスモークマシン・ロスコカラーフィルター・パーライト他)。
・12/15~20
代表団訪中。北京中国戯劇家協会へ赴き、理事会決議の『中国照明技術研修生』受け入れを協議。
昭和61年(1986)
・2/18
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。若尾正也氏に功労賞を贈呈。(表彰制度発足第1号)
・5/10
第1回中国照明技術研修生(陳重九氏、馮德仲氏、辛氏、王順琪氏)が来日。研修委託先の(株)東京舞台照明へ配属され、二年間の研修に入る。
・6/13
第88回理事会で労働者派遣業法を討議。
昭和62年(1987)
・2/12~13
「ライティングパフォーマンスPartⅢ」を『舞台照明におけるデザインとは何か』をテーマにして(社)日本照明家協会と当組合共催。3,000余人の入場者を動員。(於:東宝スタジオ)
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。上地一夫、梶田義昌、田中恒雄、吉塚善三各氏に功労賞を贈呈。
・5/10
中国照明技術研修生4名が研修終了、帰国。
・12/21
(社)日本照明家協会との間に全日本照明協議会を発足。
平成元年(1989)
・1/25
第2回中国照明技術研修生(戴忠祥氏、何哲氏、陳建華氏、王文琪氏)来日。研修委託先の(株)東京舞台照明へ配属され、二年間の研修に入る。
・2/21
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。浦添幹雄、小西敏正、関根憲一、高畠昭各氏に功労賞を贈呈。
・9月
第三者賠償責任共済制度(シグナ保険)発足。(組合員に対する業務上の過失事故補償対策事業として実施)
・11/15~16
全国研修会を東京厚生年金会館会議室にて開催。「消費税・商法・イベントまつり」が中心テーマ。
平成2年(1990)
・2/27
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。西尾栄男氏に功労賞を贈呈。
・10/3~5
「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO」(第1回)を(社)日本照明家協会と共催。出展は海外を含め35社、入場者数7,000余人。セミナーも同時開催され成功裏に閉幕。プリンスホテルにて懇親パーティ。(於:サンシャインシティー文化会館4階コンベンションセンターTOKYO センターホールB/サンシャイン劇場/プリンスホテル)
平成3年(1991)
・2月
2月1日現在:出資金1,828万円、加入組合員企業数77社(傘下の従業員数約3,300名)
・2/21
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。重津亘良氏の役員退任で、海老原正氏が副理事長に、理事補充後任として藤井敬三氏が就任。引続き組合設立15周年記念祝賀会を開催、吉本一郎氏・重津亘良両氏を表彰。「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO ’90」出展39社に感謝状を贈呈。通産省業務政策局・平田竹男氏はじめ列席者数250余名を迎えた。
・11/20~21
第4回全国研修会(全国中小企業団体中央会よりの補助金を得て)を東京こまばエミナースにて開催、テーマは「商法改正と税務・共済と福利・災害と対応・人材と労働条件・安全管理・金融諸問題」。
・11/22~29
初回のLDI展’91「リノ」米国研修ツアーを当組合主催で実施、参加者はA班15社28名・B班14社21名。
平成4年(1992)
・2/21
通常総会および懇親会をこまばエミナースにて開催。
・6/24~26
「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO ’92」(第2回)を幕張メッセ日本コンベンションセンターにて通産省・郵政省の後援を得て主催。出展社数は海外(9社)を含め49社、入場者数13,361名、共催の日本照明家協会の協力によるセミナーも実施、講師にパトリシア・マッケイ氏、ジョン・レスプリッジ氏、ポール・ムルホランド氏、リチャード・ピルプロウ氏、清水裕之氏、石井幹子氏を迎えた。
・11/20~27
第2回LDI展’92「ダラス」米国研修ツアーを実施、参加者はA班12社20名・B班9社16名。
平成5年(1993)
・2/23
通常総会および懇親会を東京厚生年金会館にて開催。
・6/15
通産省編集「’94サービス産業年鑑・舞台テレビ照明業」の章を「’84、’86、’90サービス産業年鑑」に引続き、業界現勢を教育情報委員会が調査し田中恒雄専務理事が執筆。
・11月
第3回LDI展’93「オーランド」米国研修ツアー実施、参加者はA班9社18名(11月10日~17日)、B班5社8名(11月11日~19日)
平成6年(1994)
・2/14
当組合初代理事長松崎國雄氏逝去、同じ日に、副理事長若尾正也氏逝去。
・2/23
通常総会および懇親会を東京厚生年金会館にて開催、役員関根憲一氏退任で後任として松本吉正、杉山久夫両氏が理事就任。
・2/27
第148回理事会にて、原英一理事長入院の報告。若尾正也副理事長逝去の後任で松本吉正氏が就任。前回の理事決議(2月2日)において、電技法規の改正によるT型プラグ・コネクター等の100V用使用禁止に伴うC型20Aプラグ・コネクター適用新製品を全国に先駆け、組合員に特別廉価領布(共同購買事業)を実施し4月までの経過状況を報告。
・6/16~18
「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO ’94」(第3回)を幕張メッセ・日本コンベンションセンターで通産省の後援と劇場演出空間技術協会の共催で開催。出展社数は海外(12社)を含めて45社、入場者数15,890名。
第4回LDI展’94「リノ」米国研修ツアー実施、参加者はA班12社22名、B班13社21名。
平成7年(1995)
・2月
第153回理事会で、1月17日発生の阪神大震災による当組合員被災者へ見舞金および香典を決定、神戸国際ステージサービス(株)他5社に、総額220万円の見舞金と香典を贈った。
・2/20
通常総会を東京厚生年金会館にて開催、原英一理事長が病気療養と高齢のため退任し名誉顧問に。新理事長に田中恒雄前専務理事が就任、新専務理事に吉塚善三氏が就任。理事補充後任に工藤次雄氏。浦添幹夫理事辞任の後任に前田順一氏。監事が柏木淳一氏退任で杉山茂氏が就任。引続き懇親会にて新役員を披露。
・8月
第5回全国研修会(全国中小企業団体中央会の補助にて)を8月31日~9月1日、浜松・コングレスセンターにて開催。テーマは「企業の税務・企業の危機管理・景気の動向と小中企業・アクトシティ浜松アミューズメント施設の概要の見学と講義・電気設備基準・健康と『気』と企業経営」。
・9月
第三者賠償責任共催制度(シグナ保険)の更新契約のために、組合員の協力が実り、年間請負総金額(売上高額)が加入39社で100億円に達し、掛金が1,000万円に対し800円の格安額となった。
・11月
第5回LDI展’95「マイアミ」米国研修ツアー実施、参加者はA班9社15名(11月18日~26日)、B班12社16名(11月17日~24日)
・12月
期末での当組合の現状:出資金1,848万円、加入組合員企業数82社、傘下の従業員数約3,400名。
平成8年(1996)
・2/28
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。当組合設立20周年を記念し、名誉顧問原英一氏に特別功労賞、勤続20年の田中恒雄理事長、上地一夫副理事長、高畠昭理事、小西敏正理事の4氏に永年功労賞が各金一封を添えて贈られた。勤続10年以上の海老原正副理事長、武内昭二理事に表彰状が各金一封を添えて贈られた。
引続き組合設立20周年記念祝賀会を開催。NHK宮本隆治アナの司会で、通産省サービス産業課長乾氏、中国大使館参事館趙氏、(社)日本照明家協会々長相馬氏、全国中央会常務理事山本氏らの祝辞をいただいた。続いて原英一氏に中央会々長表彰状の授与あり、更に当祝賀会に訪日の第1期中国照明研修生・馮、陳、?各氏より組合に、中国戯劇家協会他からの感謝状綴りと記念品の贈呈があった。総来場者数230名強で盛会裡に終了した。
・6/20~22
「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO ’96」(第4回)をパシフィコ横浜展示ホールで開催。共催に(社)劇場演出空間技術協会、後援は通産省、協賛に(社)日本照明家協会他を得て、出展社数62社(海外14社)、入場者数18,727名(海外2,301名)を記録。
展示内容はクワィエット・ゾーンとノイジー・ゾーンに分けられ、デモンストレーションやパフォーマンスが行なわれた。同時に国際的な一流照明家によるセミナーとワークショップも開催された。
・11月
第6回LDI展’96「オーランド」米国視察ツアーを実施。参加者はA班18名(11月20日~26日)、B班12名(11月21日~28日)
・12/2
第6回LDI展’96「オーランド」米国視察ツアーを実施。参加者はA班18名(11月20日~26日)、B班12名(11月21日~28日)
平成9年(1997)
・2/7
全日本照明協議会を開催。平成8年12月10日名古屋芸術劇場で発生の労災死亡事故の検討と今後の「安全衛生管理」について、日照協・全照協の幹部11名が新宿のアスターにて会合協議。
・2/26
通常総会を東京厚生年金会館にて開催、役員改選。副理事長海老原正氏が退任、後任に月田好彦氏が就任(西日本代表副理事長の役職は保留)。他役員は重任。
引続き研修会、中川昭税理士「消費税について」、斎藤誠弁護士「安全衛生管理について」の講義。終了後、懇親会を開催。
・10月
第7回LDI展’97「ラスベガス」米国視察ツアーを実施。参加者はA班35名、B班14名で両班共同期間。(10月23日~27日)
・12月
期末における当組合の現勢:出資金1,923万円、加入組合員企業数(期中4社新加入)85社。
平成10年(1998)
・2/24
通常総会を東京厚生年金会館にて開催。総会終了後「WLF ’98」のセミナーのテーマ「高所作業」と「グループ保険」のレクチャー。来賓66名を迎え、懇親会。
・6/18~20
「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO ’98」(第5回)をパシフィコ横浜展示ホールにて開催、共催に(社)劇場演出空間技術協会、後援は通産省、横浜市(初)、そして(社)日本照明家協会他の協賛で、出展社数56社(海外13社)、入場者数19,783名の過去最高を記録。
同時開催のセミナーでは、「安全衛生対策」の作業安全ベルトの実技演習が特に関心を集めた。
・11月
第8回LDI展’98「フェニックス」米国視察ツアーを実施。参加者はA班31名(11月9日~16日)、B班18名(11月13日~20日)
平成12年(2000)
・2/22
通常総会を広島厚生年金会館にて、ミレニアム2000年を期す、広島での2度目の開催。(株)篠本照明の絶大な援助と地元企業のご尽力で充実した大会となる。
・6/22~24
「ワールド・ライティング・フェアin TOKYO 2000」(第6回)をパシフィコ横浜展示ホールにて開催。共催に(社)劇場演出空間技術協会、後援は通産省、横浜市、協賛は(社)日本照明家協会他で、出展社数61社(海外17社)、入場者数19,135名を記録。
日本企業14社、海外企業7社が初参加。同時開催のセミナー・ワークショップではミレニアムを記念し、舞台芸術で世界的に活躍する講師を迎え、聴講者を魅了。
・6/21
第192回理事会で、月田好彦氏が理事辞任。
・7/26
当組合の事業発展に貢献された前副理事長梶田義昌氏、病気療養中の処逝去。
・9/24
当組合の事業運営発展に寄与された前理事浦添幹雄氏、病気療養中の処逝去。
・10月
第10回LDI展2000「ラスベガス」米国視察ツアーを実施、参加者はA班18名(10月17日~23日)、B班は22名(10月18日~24日)。今回はMGMショーのバックステージ見学も。
・12月
期末における当組合の現勢:出資金1,953万円、加入組合員数88社、傘下の従業員数約3,500名。
平成13年(2001)
・2/26
13年度通常総会を東京厚生年金会館にて開催、役員改選。工藤次雄氏が副理事長を退任、後任に理事の高畠昭氏が就任。理事の梶田義昌氏物故、月田好彦氏退任で、新たに寺田義雄、脇田新三氏が理事に就任。
総会終了後、本組合設立25周年記念祝賀パーティ、組合功労者の表彰で特別功労賞に梶田義昌元副理事長(物故)、浦添幹雄前理事(物故)、永年功労賞に吉塚善三専務理事、功労賞に工藤次雄前副理事長、藤井敬三副理事長、吉本一郎監事、以上の各氏に表彰状と金一封。「ワールド・ライティング・フェア」ご協力の、金井大道具(株)、三穂電機(株)、(株)プロデュースセンター、(株)ネオテック・エンタープライズの4社に感謝状と副賞。来賓65名・組合関係64名で懇親会。
・9月
第三者賠償共済保険は9月が契約更新時、組合員の賠償共済の利用関心度は高く、特に前年は利用率が上昇、損害保険金補償限度額を越えたので、掛金や保険金免責率のアップに至る。
・9/29
組合西日本地区を代表する副理事長の(株)篠本照明代表取締役会長・藤井敬三氏が病気療養中の処逝去。
・10/25
全国中小企業団体中央会13年度全国大会で、田中恒雄理事長が全国区より選ばれ、業界振興に寄与した功績で全国中央会会長賞を受賞。
期末における当組合の現勢は、加入組合員数84社(期末脱退、東照他3社)、出資額1,898万円(1,898口)。
平成14年(2002)
・2/20
14年度通常総会を東京厚生年金会館にて開催。副理事長・藤井敬三氏物故で、理事補欠に篠本泰子氏を選任。
総会終了後、「ワールド・ライティング・フェア2002」の公開発表を兼ね拡大パーティを開催。来賓71名、組合員関係108名、計179名の列席で、NHK宮本隆治アナの司会で開会。来賓中国大使館文化参事官・張愛平氏他より祝辞。中国二胡と古箏の演奏で和やかな一時を過ごした。
・9/20
当組合設立当初より近畿地区の副理事長上地一夫氏が逝去。
・10/3~5
ワールド・ライティング・フェアin TOKYO 2002」(第7回)をパシフィコ横浜展示ホールにて開催。共催に(社)劇場演出空間技術協会、後援は経済産業省・横浜市・アメリカ大使館・カナダ大使館、協賛は(社)日本照明家協会他13関連団体。出展社数73社(海外21社)、入場者数20,458名。
経済産業省文化情報関連産業課長・廣實郁郎氏他来賓と田中恒雄理事長のテープカットで開場。
研修室では、セミナーを同時開催。「新世代基準ACN」「教育における理論と実践」「劇場を演出する照明デザイン」「オペラの制作現場から」[舞台裏から見たオペラ」をテーマに、ロバート・バルバギャロ氏他5人の講師のレクチャーと日本照明家協会青年部NGCによる「求められる照明家とは」をテーマにパネルディスカッション。総受講参加者755名。
期末における当組合の現勢は、加入組合員数82社出資額1,868万円(1,868口)。
平成15年(2003)
・2/28
15年度通常総会を東京厚生年金会館にて開催。役員改選。田中恒雄理事長が辞任、名誉理事長に就任。西尾栄男理事が新理事長に就任。副理事長・上地一夫氏物故、高畠昭氏退任で、前田順一理事、寺田義雄理事が副理事長に就任。理事、杉山久夫、五島民雄、篠本泰子、脇田新三郎の4氏が退任、新たに、渡瀬治夫、大和田惠久、清水一雄、谷崎孝文、末吉尚身の5氏が就任。監事は吉本一郎氏退任のため、後任に岩崎一男氏が就任。
総会終了後の懇親パーティは来賓に中国大使館文化参事官・張愛平氏、商工中金第一営業部長・窪田宏氏、(社)日本照明家協会副会長・谷川富也氏、愛知県舞台運営事業協同組合理事長・松本吉正氏他のご臨席で開催。出席者は来賓63名、組合員関係50社66名、計129名。
・3/18
理事会(213回)にて従来の4委員会に加え「安全委員会」「組織強化委員会」の2委員会創設を決定。「安全委員会」は、委員長に大和田惠久理事、他6名で構成し、事故事例の調査・分析とマニュアル作成に取り組む。「組織強化委員会」は、委員長に前田順一副理事長、他3名で構成し、組合員の増強等組合活動の強化に取り組む。
・6/23~24
第7回全国研修会を、こまばエミナースで開催。山口いづみ氏「産業医制度の効果的活用法」、遠藤一郎氏「逆境下の労使関係」の講演。
同会場で臨時総会。小西敏正氏理事辞任を承認、後任理事に田中昇氏を選任。副理事長に松原重光理事が就任。18時より研修参加者交流の懇親会。
翌24日10時より斉藤誠氏「デフレ経済下の中小企業の金融の実態と対応」、岩沢満氏「企業財務力の向上」の講演で、全日程を終了。参加者数23日―31社49名、24日―29社45名。
・8/25
理事会(216回)で、空席の副理事長に渡瀬治夫理事を選任。
・8/31
全照協「経営実務情報ー労働安全衛生管理」を組合員に配布。
期末における当組合の現勢は、加入組合員数84社、出資額1,903万円(1,903口)
平成16年(2004)
・2/25
16年度通常総会を東京厚生年金会館で開催。特別セミナーで中川昭税理士「不況下における照明業界の動向と税務調査の実例」を実施。
了後懇親パーティを開催、来賓は文化庁文化部長・寺脇研氏代理、(社)日本照明家協会副会長・谷川富也氏、中国大使館文化部一等書記官・何静氏、東芝ライテック(株)部長・中塩隆氏他ので臨席で開催。出席は来賓81名、組合関係47社85名、計166名。
・5/20
理事会(221回)を開催。安全委員会作成の「安全衛生管理マニュアルPart.1事業者・管理者編」を発行、配布。全国中小企業団体中央会より、活路開拓調査・実現化事業の枠で補助金を得て、指定管理者制度導入の調査研究実施を議決。
・6/24~26
「ワールド・ライティング・フェア2004」(第8回)をパシフィコ横浜展示ホールにて開催。共催に(社)日本照明家協会・(社)劇場演出空間技術協会、後援は経済産業省・横浜市・アメリカ大使館商務部・カナダ大使館・中華人民共和国駐日大使館文化部・在大阪オーストラリア総領事館、協賛は(社)日本照明器具工業会他12関連団体。出展社数73社(海外12社)、入場者数21,062名。
経済産業省文化情報関連産業課・松下早苗課長補佐、横浜市横浜プロモーション推進事業本部・成田憲一本部長、中華人民共和国駐日大使館文化部公使・趙宝智参事官、西尾理事長のテープカットで開場。
会場の中心には、今回のテーマ「光の先に見えるもの」をイメージしたシンボルタワー(デザイン=マーク・フィッシャー氏、照明デザイン=パトリック・ウッドロフ氏)が造られライティングパフォーマンスが繰り広げられた。
研修室でのセミナーには、3日間に渡り、「コンサートはこれから?」のパネルディスカッション、「ヨーロッパの都市環境照明」他5テーマでレクチャー。
・7/29
理事会(223回)で、指定管理者制度の調査研究の着手を承認。理事全員を委員とする委員会設立。専門コンサルタントとして(有)空間創造研究所、マーシュブローカージャパン(株)に発注し調査研究をスタート。
・8/17
組合事務局事務所を杉並より渋谷区千駄ヶ谷3―51―4(旧東京舞台照明本社ビル2F)に移転。8月23日から業務開始。
・8/20
指定管理者制度の調査として全国約1,200ヶ所のホール劇場を対象としてアンケート調査を開始。
・10/21
協同組合法施行55周年を記念して、全国中小企業団体中央会の推薦で、田中恒雄前理事長が業界の振興に寄与した功績で中小企業庁長官賞を受賞。
・12/21
指定管理者制度の第4回特別委員会を小谷喬之助専門委員、コンサルタントの草加、増本両氏、全国中小企業団体中央会振興部主幹・矢野氏の参加を得て開催した。
期末における当組合の現勢は、加入組合員数85社、出資額1,903万円(1,903口)
・1/21
(社)日本照明家協会と当組合の合同賀詞交歓会を、中野サンプラザで開催。業界のソフト・ハード両業種、その他一部芸能関係者など、220名が参加。
・2/24
17年度通常総会を東京厚生年金会館にて開催、役員改選。田中恒雄理事、高畠昭理事が任期満了にて退任、後任に川上中氏、倉本輝彦氏が選任。定例議案で、事業資金貸付け限度額を倍額の1,000万円とすることを承認。
昨年7月開始の指定管理者制度導入に伴う公立文化施設管理運営の今後の動向の調査研究結果を、総会後のセミナーで報告。(有)空間創造研究所の草加叔也氏とマーシュブローカージャパン(株)の増本真一氏が調査アンケート分析と本制度のリスク検討と対応策をレクチャー。
懇親パーティは、約200名が参加。理事退任の田中恒雄・高畠昭両氏に、長年に亘る功労を称え特別功労賞と金一封。来賓の(社)日本照明家協会会長・谷川富也氏、中華人民共和国駐日大使館公使参事官・趙宝智氏、(社)劇場演出空間技術協会会長・小谷喬之助氏より祝辞。
・12/20
期末における当組合の現勢は、加入組合員数88社、出資額1,963万円(1,963口)。 組合会員専用 組合加入のご案内